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避難するメリット、辛い避難所生活を快適にする方法を解説。避難準備もしておこう

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以前台風で被災した際に避難所を利用しました。

その際に気になったことや今後の反省にしたい点がいくつもあったのでまとめます。

避難を早めにするべき5つの理由

早めの避難が一番重要。

避難を早めにすることによるメリットは非常に大きく、推奨する理由です。

  • 死亡リスクが激減
  • 避難準備ができる
  • 資産の退避が可能
  • 避難範囲が多い
  • 救助隊員への負担軽減

順番に解説します。

避難時の死亡リスク

台風は前もって危険が予知されていた為、早く避難した人は皆助かっています。

避難レベルがレベル4やレベル5になって慌てて夜中に避難すると…

  • 避難している最中に水没
  • 川に流される
  • 道が無くなる

などの危険が非常に高くなります。

避難の最中に死亡することも多いので安全な早めの避難が求められます。

避難準備ができる

早めに避難を開始した場合、まだ営業しているコンビニなどで食料を買い込めますし、一度避難所に到着してからも必要なものを買いに行ったり家に取りに帰るということも災害が差し迫る前なら可能です。

資産の退避

早めの避難によって資産を守ることが可能。

住んでいる地域にもよりますが非常に重要になるのは『車』

車のメリットは大きく

  • 資産価値が高い
  • 電源が使用可能
  • 移動が自由にできる
  • プライベートスペースになる
  • 家の中のものをたくさん持っていける

車で逃げられるのは災害の影響が出始める前だけ

周りが水没してきたら車だろうが歩いてだろうが避難に危険を伴います。

車を乗り捨てて逃げる事になると後々迷惑にもなりますよね。

まだ水没する前に車で逃げる事ができれば避難所と車の中両方で過ごす事が可能になります。

避難所では休憩だけにして”寝るのは車の中”という事も可能。

プライベートスペースも確保でき、ガソリンさえ入っていれば移動も可能、スマホの充電も可能…ひたすら便利なので車を動かせる早い段階での避難が重要になります。

避難範囲が限られる

台風が差し迫る前は飛行機も新幹線も利用可能。

しかし台風当日は一部運行停止や営業停止などが出てきて、直撃の最中はほぼ100%運行停止になってしまいます。

高速道路も通行止めになり、もう避難できるのは近場に限られます。

県外の安全な地域や親戚の家などに避難する事ができるのは遅くとも前日までです。

台風の暴風域に入ってしまえば土砂崩れや川の氾濫などで一般道も通行止めが出始め、通れると思っていた道も事故や乗り捨てがあればもう通れなくなります。

救助隊員への負担

「避難はギリギリでいい」「面倒」「きっと大丈夫」こんな気持ちで避難しない人は多いと思います。

災害では自衛隊員や消防隊員などが夜通し救助活動を行います。

避難してる最中に流された人や川の様子を見に行って流された人などの対応にも追われることになります。

もし、早めに避難していれば救助隊員の負担が大幅に軽減され、救助隊員のリスクは大きく軽減されるので救助する人のことも考えて早めに避難しましょう。

避難所への到着は早ければ早いほど良い

1. 避難所でのスペースは大事

避難所へは多くの人が避難してきます。

日本の多くの避難所は学校になっており、学校の中でも体育館が使われる事が多いと思います。

基本的に場所は早い者勝ちです。

ブルーシートで一世帯ごとにスペースが区切られていて、早くきた人から順番に好きな位置に陣取る形になっています。

この場所取りで避難所生活の快適さが大きく変わってきます。

角が一番人気、続いて壁際

やはり避難所生活で一番気になるのは他人との共同生活ですよね。

周りの音や匂いなど気になることの多い避難所なので少しでも他人との接地の少ない角が一番人気です。

続いて壁際も寄り掛かれるので非常に楽です。

場所が埋まってくると残るのは入り口やドアの付近などの人通りが多く落ち着かない場所になってしまいます。

2.コンセントが重要

停電している時はダメですが、避難所で電気が使える場合はコンセントは非常に重要スポット。

避難所スペースの件と重複しますが、壁際にはコンセントがあるので非常に好立地ということになります。

 

コンセントはみんな使いたいですよね?でもそこを確保している人によっては周りに貸してくれないことも多いし言いにくいので可能ならコンセント付近を確保したいところです。

避難所側でも延長コードを使って真ん中付近にも延長してくれていたりしますが使える人はごく少数。

 

避難時の必要アイテムとして後述しますが、『コンセントの分岐タップ』『延長コード』これは必須なので可能な限り持参しましょう。

コンセントを借りるのはきつくてもコンセント拡張の分岐タップがあれば使ってる人たちも負担がない為快く了承してくれますよ。

3.避難所のキャパシティは低い

避難所は各地に設置されますが、LV5になったりするともう避難所のキャパ(収容可能量)を超えてしまいます。

台風ではLv3時ではそんなに多くなかったのですが、Lv4になり一気に増えLv5では別の場所への移動を指示されている人が多かったです。

避難所の受け入れにも限界があるので行くのは早ければ早いほど良いです。

4.避難所の備品・備蓄にも上限が

布団や水は持参するようにということTVやラジオなどで何度も伝えられました。

避難所にも多少の布団や食料、水もありますが、全員分はありません。

可能な限り持参するようにするべきですが、状況によっては持参できない場合もあると思います。

そんな時でも早めに到着していれば備蓄を回してもらう事ができますが、後から来た場合は自分の分はない可能性も十分あります。

そもそも後半だと雨も強かったりして布団なんて持って逃げ出せない場合も多いので早めに用意をして避難しましょう。

必要な持ち物

忘れがちなものをピックアップしました。

普段から使えるものも多いので日常使いとして使いつつ緊急時には持っていくっていう感じで併用するのがオススメ。

電源タップ

コンセントは早いものがちで取り合いになります。

そんな時でもこれがあれば確実に電源を分けてもらう事ができます。

延長ケーブル

電源タップがあってもそのエリアに座る場所がない場合もありますよね。

そんなときに延長ケーブルがあれば自分のテリトリーまで伸ばして使う事が可能になります。

コンセント数が多いタイプなら周りの被災者にも分けてあげる事ができて喜ばれます。

こういうUSBスロットがついているタイプだとACアダプタが不要なので便利。

モバイルバッテリー

電源が必ず確保できるとは限りません。

停電していても使えるモバイルバッテリーは常にチャージしておきたいので普段使いできるものが良いですね。

ソーラー発電機能付きのモバイルバッテリーがオススメです。

ライトも付いていて大容量こちらがおすすめ。

ウェットティッシュ

大判タイプや除菌タイプ、いろいろあるだけ持っていきましょう。

おにぎりやパンを食べるときなど手を拭きたいですし、体を拭くこともできます。

断水していなくても便利ですが断水していたら必須になります。

アイマス

9時や10時には消灯になると思いますが普段は明るいのでアイマスクがあると疲れた時など便利です。

耳栓・イヤホン

避難所には子供の泣き声、怒鳴っている人の声、スマホからの音楽、ラジオなど…音のノイズが非常に多いです。

耳栓やイヤホンで音を遮断する事で少しでもストレスを溜めないようにしましょう。

(音は周りの迷惑になるのでイヤホンを使う場合音漏れに注意)

食料(缶詰やお菓子など)

可能な限りいろいろ持参しましょう。

カロリーメイトみたいな非常食もいいですけど、味気ないものよりもちょっと気分が上がるような食べ物の方が避難所生活ではありがたいです。

缶詰やお菓子はあると重宝しますよ。

水筒

ペットボトルで代用可能ですが水筒があると水を入れておくのに便利です。

場合によってはお湯を入れることも可能なのでカップヌードルなど持参した場合は便利。

氷も入るし保温効果も強く口径の大きいこれがおすすめ。

布団

大きくて持っていくのは大変ですが支給されるものでは足りません。

全員分はないので早めに避難するとしても自分で使う分は持っていくのがマナーかなと思います。

仮に支給してもらうにしても多くはもらえません。

多くの人は支給された布団はブルーシートの上に敷いてその上で過ごしています。

夜寝るときにかけるように1つはほしいですよね。

アウトドア好きで寝袋とか丸めて持ち運べるマットレスなんか持ってる人は持っていくとすごく快適だと思います。

洋服

通常は暖房が効いていますが温度調整可能なように厚手の服やコートなんかあるとかけて寝ることもできますし便利です。

真夏だとしても長袖などは持っていった方が良いと思います。

数日前に他県に避難が最強

昨年の台風19号は史上最大規模の台風なんていわれて、海外からもMonsterやbeastなんて言われていました。

そんな確実にやばい状況に真っ向から立ち向かう必要もありません。

前日や前々日のまだ高速道路や新幹線が利用できる間に安全地域に避難してしまうのが一番安全で快適。

 

避難所生活はものすごくストレスがたまり過酷な環境です。

停電していなくて断水していなくても大変ですが、停電して断水なんて状況になると本当に辛いです。

費用はかかりますが交通手段が麻痺する前に安全地域に避難してホテルなどにいるのが快適良いなと感じました。

まぁそうはいってもなかなかそこまで避難するのは難しいので「早めの避難」これだけでも気を付けて欲しいですね。