仕事は辞めない方が良い?仕事を辞めようか迷っている人へ
ネット上では持て囃される退職
- 『次のチャレンジ』
- 『搾取からの離脱』
ネットではこのような感じで賞賛される事も多い「退職しました」エントリやツイート
ブログやTwitterでも新しい挑戦を推奨していたりと辞めた人を賞賛する意見が強いです
リアルではあまり褒められない退職
一方リアルでは
- 『3年は続けないと』
- 『仕事を途中で辞めるべきじゃない』
- 『辞めて一体次どうするの?』
などなど、辞めることに対する否定的な意見が多く、ブラック感も感じます。
また、身近な人ほど挑戦を応援してくれますが、辞める事を考え直すように言ってくれる事も多いです。
ネットは所詮は他人事
ネット上では所詮は他人事なので、新しい仕事でステップアップしようよっていうプラス方向の意見が多いですが、やはり『ひとごと』なんですよね。
自分の立場ではないから自由にポジティブな事を言えますが会社を辞めるのはかなり重要な事なのでネットの意見に左右されず自分でしっかりと判断してほしいなと思います。
なので今回はよくある辞めてハッピーっていう話ではなく、仕事を辞めることによるデメリットや、辞めることによる弊害などをご紹介します。
辞める事による弊害・デメリット
辞めることによる弊害やデメリットをざっと紹介。
終身雇用制度と転職の不相性
終身雇用の制度上、長く勤めている人の方が給料も高く役職にもつきやすくなっています。
そのため、今いる会社での就労期間をリセットして新しい会社で勤続年数0年からスタートするのはリスクでもあります。
収入が途絶える
仕事をやめることによる最大のデメリットです。
収入が途絶えると生命の危機にもなりかねないので退職を敬遠してしまう。
失業保険や生活保護などといった社会保障はありますが収入が途絶えるというのは大きな抵抗になります。
次の仕事への不安
- 次の職場で同僚と仲良くできるだろうか?
- 上司にパワハラを受けたりしないだろうか?
- 自分にできる仕事だろうか?
といった多くの不安が付きまといます。
次の環境が必ずしも今より良い場所とは限りません。
次の職場での立場
管理職やリーダーの立場だった人も新しい職場では新入りとして、教えてもらう立場からのスタートになる事が大半。
今まで登ってきた社内カーストを再び下から登っていかなければならないのもきつい。
就職活動がめんどうくさい
- 履歴書
- 職務経歴書
- お祈りの手紙の受け取り
- 面接で嫌な質問をされたり
なんかいろいろ嫌なことや面倒なことがありますよね。
これらの作業を無賃金でやらなければならないってのがきつい。
本当に今の仕事の給料は低いのか?
給料が低いから転職したいっていう人、仕事を辞める前によく計算してみましょう。
手取り額と給与は違う
周りの同僚などと給料の話をしていると「手取りが**万しかない」っていう不満をよく聞きます。
ですが実際に見るべきは額面金額、そして年末調整に書かれている総支給額。
手取り金額だけで見ると本質を見誤りますので年収で判断しましょう。
見るべきは年収の総支給額
手取り30万でも賞与が少なければ年収は大きく下がることになります。
例
- Aさん 月給額面金額20万 賞与年3回 3ヶ月分
- Bさん 月給額面金額30万 賞与年2回 1ヶ月分
Aさんの年収は420万で、Bさんの年収も420万で同額です。
とは言え賞与は会社の業績に応じて増減するので安定感があるのは基本給の高いBさんになります。
残業時間も加味する
年収1,000万っていう人を見て「高いな」「いいな」って思う人もいると思いますがもしかしたら残業時間がものすごく多く、時間単価にしたら良い給料ではないかもしれません。
単純な年収では労働時間がわからないので時給換算した時の金額はでません。
自分の残業時間と転職を検討している会社の残業時間はしっかりと把握しておきましょう。
先程はBさんのほうが良いと言った下記の例
- Aさん 月給額面金額20万 賞与年3回 3ヶ月分
- Bさん 月給額面金額30万 賞与年2回 1ヶ月分
これに残業情報を追加してみると…
- Aさん:残業なし
- Bさん:残業40時間
Bさんは毎日2時間の残業をしているということになれば労働時間が少なくて年収額が同等のAさんの方が良いですよね。
労働時間を考えずに単純に給料が低いって思っている人もいるのでそこはよく考えた方がいいと思います。
通勤距離も大事
今の会社が家から近いっていう人はそこもしっかり考慮しましょう。
引っ越しして転居する場合はその引っ越し費用や新しい住居の家賃の差額も考慮しましょう。
通勤時間は無償労働のようなものです。
車通勤だったとして家から30分の距離の人と1時間の距離の人では往復で1時間の差が出ますよね。
- 1時間×1ヶ月(20日)×12ヶ月×10年=1年の年収相当
- 8時間労働なら1時間は10%超えです
長期間働くとなると膨大な金額を損していることになります。
通勤時間も考慮して退職を検討しましょう。
有給や休憩の自由度も計算に入れよう
会社によっては就業時間中いつでも自由に休憩したり私用をこなせる場合があります。
就業時間中は決められた10分休憩とお昼休憩以外には休めないなんてっていう環境もあったりします。
そういう場合は自分の時間が減ることになり実質労働時間はさらに増えることになります。
環境が良くなるのかよく考えよう
本当に今の環境よりよくなるのか?
目に見える給与だけじゃなく他の面も考慮してから辞めてほしいですね!
ブラック企業は計算とか考えずに即やめよう
『辞める前にもう一度考えて』っていう趣旨の記事ですが、ブラック企業でメンタルやられている場合は計算とか言っていないですぐに辞めましょ。
この記事は今の仕事に飽きてきたり隣の芝生が青く見える人向けの記事です。
ブラック企業にいたらただ搾取されるだけなので生活保護や失業手当をあてにしてさっさと辞めましょう。
スキルを得てからでも遅くはない
仕事をやめたいって思い始めると一刻も早く辞めたくなりますが今の職場で得られるスキルはもうこれ以上はないでしょうか?
もしまだそこで得られるものがあるならしっかりそこでしか得られないものを得てから転職するほうが有利ですよ!
安易な気持ちで仕事を辞めて、もっと酷い職場に移る羽目になった人をたくさん見ているので安易に退職を勧めることはしません。
おすすめのスキルは動画編集
おすすめのスキルは動画編集です。
結構簡単に出来るので連休中にでもスキルを取得してみてはいかがでしょうか😌
副業にもなるので会社を辞める前にスキルを得ておくといいですよ。